PDCAサイクルとは、「計画(Plan)」⇒「実行(Do)」⇒「評価(Check)」⇒「改善(Act)」の4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善していく手法であり、もともとは工場の品質管理や業務改善のために提唱されたものです。
経営学を勉強すると登場する理論で、日本の工場などの生産現場では一般的によく知られており、企業の新入社員研修などでも教わることがあるようです。
塾長も経営学部出身なので、大学時代にも勉強しましたし、サラリーマン時代もなにかの研修で習った記憶があります。

さて、以上のようにPDCAサイクルはそもそもは工場の品質管理のための理論ですが、これは勉強にも応用できます。
帯屋進学塾では、個別指導やeトレといった特徴にあわせて、実践的にアレンジしながら応用しています。

まず「計画(Plan)」の段階。
入塾前のヒアリングや、過去のテストの点数や答案を参考にして、塾生の目標達成のために、個別にカリキュラムを組みます。

次に「実行(Do)」の段階。
個別指導とeトレ、宿題を使いながら、計画(カリキュラム)にそって学習をすすめます。

そして「評価(Check)」の段階。最も重要となるのはここです。
評価の基準となるのは、eトレの正解率。単元別の正解率を見て、弱点となっていたり、またはなりそうな単元はないか確認します。
さらに、学校のテストの答案も貴重な資料です。可能な限り、テストの答案は提出いただいて、分析しています。
どこの単元の正解率が高いか低いか、また間違えた問題については、なにが原因か。たとえば数学なら単純な計算ミスなのか、そもそも計算方法が間違っているのか、使う公式は間違えていないか、などを確認します。
勉強はすべて計画通りには進みませんから、この段階で課題を洗い出すことが大切です。

最後に「改善(Act)」の段階。
課題がわかってきたら、課題をどう解決するかを考えます。
具体的には、eトレの正解率やテストの答案の分析をもとに、個別指導で弱点となっている単元の復習をしたり、または難易度や進度の調整を検討します。

そして、最初の「計画(Plan)」に戻り、「実行(Do)」⇒「評価(Check)」⇒「改善(Act)」とぐるぐるとサイクルを回していきます。

皆さん、どうしても「実行(Do)」のところばかり気になさるようですが、他のPCAあってのDです。
「計画(Plan)」があいまいなら、適切な「実行(Do)」はできません。
また、成績が伸び悩むお子さんは、とりあえず「実行(Do)」したはいいが、やりっぱなしで、「評価(Check)」「改善(Act)」の段階を無視していることも多いようです。
これでは勉強しても成績が上がらないので、面白くないですし、勉強が嫌いになってしまいます。

勉強は、適切にPDCAサイクルを回していくことで成果が出ます。
成果が出れば、勉強が面白くなってきますし、モチベーションも上がってきます。
個別指導、個別カリキュラムだからこそ、個別に一人ひとりに適切なPDCAサイクルを考えてあげることができる。
これも帯屋進学塾の特長の一つです。